1987年、大学で初となるマジック・サークルが発足しました。
2000年当時、台湾にあったサークルは4つだけで、そのすべてが北部にしかありませんでした。今では50以上ものサークルが、台湾中の高校や大学で発足し、そのおかげでマジックに熱意を持って学ぼうとする人たちの数は多くなりました。ところが、学校を卒業した学生のほとんどは徐々にマジックから遠ざかっていたのです。この問題を解決すべく、マジックを愛する若い人たちが集まって立ち上げたのがTMA(Taiwan Magic Association、台湾奇術協会)でした。TMAの活動によって、今台湾のマジシャンたちは世界と繋がることが可能になりました。
TMAは2003年に発足し、2004年より毎年コンベンションを開いています。TMA誕生と共に、マジシャンの数は増え始めました。そして世界規模へと成長すべくレクチャーを主催したり、海外のマジシャンを招待したりしてきました。2008年には、イベントの開催期間を2日間へと伸ばし、さらに多くのコンテスタントを募集し、よりハイレベルなエンターテイメントを提供できる団体へと成長しました。これを機に、TMAは新たなステージへと登りました。
TMAは大学でマジックを学んだ卒業生によって運営されています。台湾のマジシャンたちの強い絆と伝統が、TMAの運営を支えています。将来、TMAは台湾のマジック業界のために一層努力を続け、みなさんによってこの伝統が大切にされることを願っています。